ミニチュア練り切り「がく紫陽花」
ミニチュア練り切りで「がく紫陽花」を作った。大きさは先に作っていた朝顔に合わせて、4mmほどに調整。
元はといえば、YouTubeでこの「がく紫陽花」の練り切りの作り方を観て、それがとても美しいと感じたので、今回の作品テーマは初夏から夏の練り切りに決めた次第。なので、この「がく紫陽花」はとても重要なピースなのだ。
うっすらと白色にした樹脂粘土を薄く伸ばしたもので、鮮やかなピンクとブルーの樹脂粘土をくす玉みたいにひっつき合わせたものを、包み込む。くるくるっと転がして、しわや包み合わせた部分をなんとなく、まとめる。
それを4等分にするイメージで線を入れ、さらに細い細工棒で内側から外側に押しだして、外縁部を指でかるくつまみ、アジサイの形にする。すると、うっすら白色の薄皮部分から、ピンクとブルーがほんのり透けて、淡いグラデーションになる。
本物の練り切りづくりでは、この絶妙なグラデーションを出すための技法を、ぼかし、というらしい。ぼかしと一言に言っても、ぼかし方には色々なやり方があり、実に奥深い世界のようだ。
繊細な練り切りの色合い、見た目から伝わる柔らかさ、そう言ったものがもっとリアルに表現できれば、と思いながら、4mmのがく紫陽花を作り続ける。